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梅雨の晴れ間に多賀城跡を訪れた [仙台だより]

さて、いよいよ選挙である。
すでに不在者投票を終えたので後は結果を待つのみだ。

天に目を向ければ、仙台は空梅雨の様相だ。
秋田や福島では豪雨の被害が出ているから宮城に波及するのも時間の問題かも…
とはいえ、昨日は朝から実によい天気だった。
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そこで僕は多賀城跡を訪れることにした。
仙台は関が原以降伊達家のお膝元として発展したところであるが、
その東隣にある多賀城は、古代東北の拠点であった。
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なだらかな丘の一角に、政庁を中心とした約1キロ四方の区画が多賀城跡である。
城跡と言っても巨大な石垣や天守閣があるわけではない。
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現在は政庁跡には礎石が残っている。
見下ろすのは青い海…と言いたいが…残念ながらその代わりに高速道路の高架が見えるので
写真からはカットして空だけをフレームに収める。
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政庁跡の南側には…あやめ園がある。
ここも空梅雨の影響か、花々に精彩がない。
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アジサイなどは水不足の佇まいだ。
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丘の中の小道を行けば木々も花々も季節を映している。
イチジク
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ボケ
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カンゾウ
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仙台青葉祭り [仙台だより]

普天間については、今は特にコメントはない。

昨日から今日にかけて、仙台青葉祭りが催された。
http://www.aoba-matsuri.com/
両日とも好天に恵まれた。
僕は昨日の宵祭りだけを見てきた。

仙台も桜が終わり、青葉の季節となった。
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青葉祭りの由来は、上記のサイトで見ることができるが、承応4年(1655)年に始まった仙台祭り(東照宮)から、明治になり伊達政宗公を祀った青葉神社の例大祭が盛んとなったとのことである。
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駅から1番町通りに出てくると、すずめ踊りを踊るグループが次々とやってくる。
これは、慶長8年(1603)、仙台城移徒式(新築移転の儀式)の宴席で、泉州・堺(現在の大阪府堺市)から釆ていた石工たちが、即興で披露した踊りにはじまるといわれているそうである。
実に躍動感のある踊りだ。
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僕はまず三越のすずめ連に目を奪われる。
その踊りは、3~4分くらいが1セットになっているようで、佐渡おけさよりはずっと複雑で運動量も大きい。
これを殆ど休みなく次々に繰り返す。
ものすごいエネルギーだと思う。
そして、前に進みながら、三越仙台店の前で上がりとなる。
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そこまで来たすずめ連は、次々に定禅寺通りの会場の方へ移動するようだ。
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そちらの方でも次々とすずめ連たちがやってくる。
よくよく見ていると、それぞれ踊りが少しずつ異なっている。
創作の余地もあるようだ。
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ひとまず明るいうちに帰ることとした。
夕暮れの空を見上げると、飛行機雲が交差していた。
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角館はフライングだった [仙台だより]

普天間に関する動きは…ようやく「徳之島」という地名が正式に語られた。
今になって…と思う。
反対されるから腹案は言えない。」といっている間に事態は悪化する一方だった。
反対する人を説得するため、早くアナウンスする。」そして、「期限までに説得する。」のが正道ではなかったのだろうか?
どこにするにせよ、反対があるのは当たり前だ。
その上で、様々な条件を示して説得するしかない。
それを直前まで秘しておいて、この期に及んで有力者に打診など…
いずれにせよ、約束の5月が始まった。

さて…僕は昨日角館を訪れた。
休日出勤と引き替えに30日を休みとし、東北道盛岡経由で向かった。
やはり平日の強みというか、道路は極めてスムーズだった。
仙台を出てしばらくは天気もよく、路傍の各地に桜が咲き誇っている。
ただし、角館に近づけば近づくほど天気がよろしくない…それでも行くしかない。

角館の桜は…まだだった。
完全なフライングだ…
枝垂れ桜は…早い木で三分咲き…染井吉野は開花が始まったばかり…

メインストリートの観光客は多すぎず結構だが…
ごらんの通り…咲いている桜が少ない。
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石黒家の枝垂れ桜も殆ど蕾のままだ。
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青柳家に入ると…梅が咲いている。
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伝承館の枝垂れ桜が辛うじて見頃となっている。
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桧木内川の土手は水仙が咲いている。
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記録的な天候不順のあおりというべきか…

仙台新寺通りの桜 [仙台だより]

仙台ではいよいよ桜が満開だ。
今日はカメラを背負って新寺通りを散策した。
午後から出掛けていったので日は西に回っている。

まずは善導寺さんの境内に入る。
お参りしてから写真を撮る。
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枝垂れ桜である。
仙台には枝垂れ桜が多い。
先週の塩竃神社でもそうだったが、枝垂れ桜が幽玄な雰囲気を醸し出している。
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次いで道仁寺さんの枝垂れ桜だ。
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逆光で見るとまた素晴らしい。
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そのままクリネックススタジアムまで足を伸ばす。
そうすると、ちょうど試合が終わったようで、観客が三々五々帰路についている。
運動公園の中を散策していると、月が昇ってきた。
月と桜の取り合わせは最強だ。
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僕は桜が好きだ。
言い古されたことだが、桜は散り際が潔い。
僕に言わせれば、「潔い」ということは、「未練がない」ということだ。

…人はいつか必ず死ぬ…
人生に怠りがあれば…努力せざりし事を悔やむ。
人生に偽りがあれば…それが露見することを恐れる。
これらが未練の元になる。

怠りは怠りを呼び、偽りは偽りを呼ぶ。
同じように…嫉妬や悋気や臆病も人生をねじ曲げて未練の元になる。

そのような人生の終焉にはなにが待っているのだろう…
想像するだに恐ろしいことだ。

桜には…偽りも怠りも嫉妬も悋気も臆病もない。
ただただ己の生を全うしようという…ひたむきさだけだ。
そして…なんの未練もなく散っていく。

…見習いたいものだ…

塩竃神社の夜祭り「しおがまさま 神々の花灯り」 [仙台だより]

普天間は、二転三転しながらも僕の予測の方に進んでいる。

さて、僕の身の回りに目を転じよう。
今は仙台にいる。

関西に住んで僅か1年であった。
辞令は突然に…だった。
もう少し長く滞在するつもりだったので、余り活動しなかった。

桜の通り抜けも、天神祭も、伏見の新酒祭りも行けなかった。
いや、行かずに終わってしまった。

そこで…仙台ではもっと動き回ることにした。
第一回は塩竃神社の夜祭りに行って来た。
http://www.shiogamajinja.jp/topics/72.shtml

残業することなく職場を後にし…仙石線に飛び乗る。
仙台から普通列車だと三十分ほどで本塩釜だ。

まだほの明るい本塩釜に着き、表示に従って歩いていくと
どうやら、車両用の表示なものだから、駐車場に着いてしまう。
ここからだと裏参道へと進むことになる。

既に参道には明かりが灯されて、よい雰囲気である。
参拝客も三々五々といった感じで混み合わないところがよい。
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舞殿では、琴の演奏が始まっている。
「桜」や「とおりゃんせ」などの局が奏でられる。
演奏しているのは恐らく地元の同好の士なのだろう。
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琴の演奏をわざわざ聴きに出掛けるということは、これまでなかった。
しかし、用意された椅子に座って聴いていると、実に心が和む。

次いで老婆が琵琶を弾く。
「御伽琵琶」ということで「兎と亀」である。
平家物語の雰囲気でかけっこだ…面白い。

神職とおぼしき男性は箏に合わせて古代笛を吹く。
乾いた調べが素朴に民謡を奏でる。
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次いで雅楽の一団が登場して管弦「越天楽」を奏でる。
これは神前結婚式などで奏でられるかな…
幽玄である。

そして、その雅楽に合わせて少女たちが神楽を舞う。
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「悠久の舞」と題し
末の世の
末の末まで
我が国は
萬の国に
すぐれたる国
との注釈が付く。

これが終わった頃には次第に寒さが身に凍みてきた。
一時間以上も座っていたから…中にはかがり火にあたりながらという人達もいる。
セーターは着てきたが、ズボン下も履いてくればよかった。

そろそろ立って本殿に向かう。
ここもほのかなライトアップがいい。
人影もまばらで実に幽玄である。
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そして帰りは表参道から下る。
結構な階段だ。
下りきって振り返ると光の路が伸びていた。
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