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たかじんのそこまで言って委員会 [核と平和と田母神氏]

関西に住んでなにが楽しみかっていうと…よみうりテレビ「たかじんのそこまで言って委員会」が見れることだ。
今日は以下のような布陣だ。
パネラー 三宅久之、田嶋陽子、鈴木邦男、田母神俊雄、桂 ざこば、勝谷誠彦、宮崎哲弥、山口もえ
ゲスト 池田眞規(日本反核法律家協会会長)
そしてテーマは、右翼と核廃絶だった。

「核廃絶は可能か?」の問いに対して意見はまっぷたつ。
takajin01.jpg

論議も始めのうちは「可能派」が劣勢かと見えたが、ゲストの池田眞規が登場。
僕は知らなかったけれど、全国原爆症弁護団団長、日本反核法律家協会会長、百里基地違憲訴訟事務局長などを歴任しているそうだ。
彼は登場するなりパネラーを称して「愚者の楽園」と宣う。
ただ、論議にはいると核廃絶は可能と言うもその根拠については空論しか出てこない。
takajin05.jpg
池田氏は田母神氏に対し、源田実(大昔の空幕長で百里基地違憲訴訟においては池田氏が証人尋問した)まで引き合いに出して批判するが支離滅裂。
takajin03.jpg
弁護士とはもっと論理的な人達かと思っていたが…あれでは百里基地違憲訴訟も負けるわけだ…

一方は国際の力学に依拠して話す。
他方はそれを無視して空想で話す。
これでは話がかみ合うわけがない。


いずれにしても、「識者」であってもなかなか現実的・論理的な思考のできないのが核問題だ。
その他にも、皇室・男女共同参画・少子化問題などはなかなか冷静な論議のできないテーマだ。
我々市井のブロガー同士が罵倒し合うような愚は避けたい。

その上で一応僕の立場を述べておくと
・核兵器は一旦使われれば人類にとって耐え難い悲劇をもたらす。
・その威力に対する恐怖が平和(戦争のない状態)を維持する。
・我が国は、米国の核の傘が守っている。それがある限り我が国が核武装する必要はない。

そして、核廃絶に関して僕なりに問題提起するとこうなる。
●第二次世界大戦末期は日本だけが世界の殆どを相手にして戦っていた。
 つまり、日本が降伏すれば戦争が終わり、これからは日本さえ弱体化すれば世界が平和になると考えられていた。
 ところが…朝鮮戦争を象徴とする東西冷戦が始まる。
 各地で米ソを代理するような紛争が多発した。

●冷戦が終結するなど夢にも思われなかったところ、SDIという夢のような構想を契機として冷戦が終結した。
 冷戦が終結すれば世界は平和になると思われた。
 ところが…各地で民族紛争が勃発…特に旧ユーゴスラビアがあのような事になろうとは誰が想像できただろう。更にテロが頻発

●核廃絶は夢のような話である。仮にそれがまた夢のような新機軸から実現したとしたら?
 次に何が起こるだろう?
 そこまで見すえて行かなければならないと思う。

おまけ
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さなえ

残念!

今日のたかじん・・・・見ることが出来なかった。

その反核なんとやらの人が
「自衛隊の人は何でご飯を食べているのですか?」

と聞かれて、

田母神氏が、「茶碗と箸です」と答えたそうだ。見たかった~
by さなえ (2009-08-09 21:23) 

井関 太郎

さなえさんのリクエストにお応えしておまけ画像を加えました。
あの答えが瞬時に出てきたあたりはすごいです。
by 井関 太郎 (2009-08-09 21:43) 

yukikaze

いいですね。「茶碗と箸」
by yukikaze (2009-08-09 22:11) 

井関 太郎

yukikazeさんありがとうございました。
更にその後…田口女史が防衛に関して様々な情報を要求しました。
そこでたかじんが、「専門家がいる」と田母神氏に言及すると田口女史は「信じない」と言いました。
これに対して田母神氏は「私の話を信じない2人目の女性」と応酬。
1人目は?
「奥様」だって…もう大爆笑でした。
by 井関 太郎 (2009-08-09 23:15) 

井関 太郎

ありゃ…
田嶋女史を田口女史って書いちゃった…
人の名前を覚えられないのが僕の弱点です。
いつだったか杉本っていう部下を一生懸命「スギヤマ~」って呼んでいました。
(^o^;)
by 井関 太郎 (2009-08-09 23:20) 

井関 太郎

まさみんさん、ありがとうございました。
by 井関 太郎 (2009-08-10 07:15) 

pandan

毎週日曜日ですね〜
昨日は見ることが出来ませんでした、残念。
by pandan (2009-08-10 07:45) 

T.N

核廃絶の方法は、核以上に破壊力のある兵器の誕生しかないと思います。

by T.N (2009-08-10 10:12) 

井関 太郎

pandanさん、みかんママさん、T.Nさん、shinさん、U3さん、gennさん、ありがとうございました。

「核以上に破壊力のある兵器の誕生」それはあるでしょう。
更に現実的な思考で可能となる筋道はないものかと思います。

「核をなくそうという思い」だけでなくそうというのは、「空を飛びたい思い」だけで空を飛ぼうというのと同じ事ですから意味がありません。
政治力学の法則に適った廃絶の方法ということを発明したらノーベル賞ものです。
by 井関 太郎 (2009-08-10 21:37) 

mn

ビデオに録って見ました。あの弁護士は酷すぎます。
偉そうで、不愉快でした。何様だと思っているのでしょうね。
見ていて嫌でした。

by mn (2009-08-11 00:51) 

井関 太郎

mnさん、お返事が遅くなりました。

池田弁護士はそもそも空自に対しては百里訴訟で敗訴した恨みがあるのでしょう。
他方、原爆症訴訟では被爆者の救済に大きな貢献をしていますね。
要は論理や理屈よりも世論や人の感情に訴えた弁護活動が得意な人物とお見受けしました。それにしても、あの尊大な態度はいただけませんね。
by 井関 太郎 (2009-08-12 18:41) 

SilverMac

毎週録画して観ています。
by SilverMac (2009-08-20 10:06) 

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