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【8.6田母神講演会】講演の概要とマスコミ報道 [核と平和と田母神氏]

実際の講演の概要は、寮管理人の呟きブログでも要約してくれている。
また、日本会議広島では、今回の講演を二枚組CDとして販売するらしいので、詳細はそちらでお聞きいただきたい。

まず、日本会議広島から講演会の趣旨についての説明に続き一同起立して国歌を斉唱し、原爆死没者・戦没者に対する黙祷を捧げ、清澄な気持ちで、機知に富んだ講演を聴くことができた。

田母神氏の講演は大きく以下の4つのポイントからなっていた。
1. 核武装論議の是非
  核兵器保有の論議すら許されないのは異常。
  核兵器は先制には向かないが、抑止効果がある。
  核保有国同士は大きな戦争をしない。印パの例が顕著
2. 歴史認識
  忠臣蔵も討ち入りだけ見たら単なる殺人集団→太平洋戦争も真珠湾以降だけを見ていたら本質を見失う。
  日本軍が中国に駐留したのは義和団の乱に遡る。そこから真珠湾までの流れを見ると、日本はソ連・米国・中共・蒋らの思惑に翻弄され、やむなく戦争への道を歩んだ。
  日本は欧米のような植民地支配はしていない。朝鮮も台湾も内地と同じように扱った。東南アジア諸国も日本に触発されて独立の志を打ち立てて実現した。
3. 戦後の歴史教育
  占領軍が行った検閲・焚書・公職追放が連合国側の歴史観を定着させた。
  その結果左翼思想をもった大学総長・教授が各大学で左翼思想を教え、現在マスコミの中枢を占めている。
4. 日本の歴史を取り戻す必要性
  事なかれ主義のため、教科書・慰安婦・靖国・遺棄化学兵器など、政府が毅然とした対応をしなかったために国益を損ねてきた。
  英霊のおかげで現在の豊かな暮らしがある。
  歴史を捏造する必要はない。真実を教えればいい。

マスコミについては、下に引用しているが、1項目の「核武装論議の是非」しか取り上げていない。
マスコミが取り上げたのは、僕が取ったノート13ページのうち、わずか2ページに相当する部分に過ぎない。
毎日あたりは、それを更に端折って【田母神氏は「日本は核武装すべきだ」といった持論を展開した。】と伝える。

それ以降の各ポイントは、各マスコミにとってニュース性に乏しいばかりか、マスコミにとって後ろ暗い部分だ。
マスコミも商売でやっているのだからそれを取り上げたくないのは仕方がないが、田母神氏が本当に伝えたかった部分のはずだ。
しかし、昨年の田母神論文騒動の時もそうだが、マスコミは真実を過不足なく伝えるということをしてくれないものだ。
そうして真実は伝わらない。


共同通信(47NEWS)田母神氏が広島で講演 「被爆国として核武装すべき」
 原爆の日の6日、政府見解の歴史認識を否定する論文を公表して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長が広島市で講演し、「唯一の被爆国として、3度目の核攻撃を受けないために核武装すべきだ」と主張した。
 日本会議広島が主催し、演題は「ヒロシマの平和を疑う」。参加者は講演に先立ち君が代を斉唱し、黙とうした。

 田母神氏は「2020年までの核兵器廃絶は夢物語」と、秋葉忠利広島市長の平和宣言を批判。「核保有国同士は相手からの報復を恐れるため、先制攻撃は絶対にしない。国を守るため、日本も核兵器を持つべきだ」と持論を展開した。

 秋葉市長は6月に「被爆者や遺族の悲しみを増す結果になりかねない」として、日程の変更を要請。県内の被爆者7団体も7月、連名で抗議文を送ったが、田母神氏や主催者は「表現の自由だ」などと応じなかった。
 会場周辺では、田母神氏の主張に反対する横断幕を掲げ、シュプレヒコールを上げる団体と、右翼の街宣車が言い争う一幕もあった。
2009/08/06 19:58 【共同通信】

スポーツ報知も同記事
時事通信田母神氏が「核武装」主張=原爆の日、ドーム近くで-広島
 「原爆の日」の6日夜、政府見解と異なる歴史認識を示して更迭された田母神俊雄前航空幕僚長による「『ヒロシマの平和』を疑う」と題した講演会が広島市で開催された。主催者の日本会議広島によると、約1300人の聴衆が集まり、田母神氏は「(広島、長崎に次ぐ)3度目の核攻撃を受けないためには核武装するのが普通の考え方」などと約2時間にわたって持論を展開した。
 会場のホテルから200メートルほどの原爆ドーム前では、約300人が集まり、シュプレヒコールを上げるなどの抗議活動を展開。ホテル周辺には数十人の警察官が配備されるなど、ものものしい雰囲気もあったが、特にトラブルはなかった。
 この講演には、広島市の秋葉忠利市長が「心静かに慰霊を行う遺族などの悲しみを増加させる」として日程変更を求めたが、講演後に記者会見した日本会議広島の中尾建三理事長は、「わたし自身も被爆者。祈りの日であることは違いないが、この日に(講演会を)やることに意義はあるのではないかと考える」と述べた。(2009/08/06-21:46)

産経田母神氏、広島で講演「核廃絶が即、平和につながるわけではない」 2009.8.6 22:10
 原爆の日の6日、広島市内で元航空幕僚長の田母神俊雄氏を招いた講演会「ヒロシマの平和を疑う!」が行われた。
 講演をめぐっては、秋葉忠利市長や被爆者団体が「被爆者や遺族の心情を逆なでする」などとして日程変更を要請。主催者側は地元紙に意見広告を出し、注目を集めていた。
 約千人を前に、田母神氏は、秋葉市長の平和宣言にふれながら、「核廃絶が即、平和につながるわけではない」と主張。「唯一の被爆国だからこそ、3度目の核攻撃を受けないために核武装するべきではないか」と呼びかけた。

毎日田母神俊雄氏:講演で、開演前もみ合い--広島
 広島市中区の原爆ドーム前のホールで6日午後6時から、前航空幕僚長、田母神俊雄氏の講演会「ヒロシマの平和を疑う」があった。会場は約1300人の聴衆で満員(主催者発表)。田母神氏は「日本は核武装すべきだ」といった持論を展開した。
 開演前には会場周辺で反戦団体や労組などの約200人が抗議行動。右翼団体の街宣車1台が現れて、同団体のメンバーらしい男性1人と市民団体メンバーがもみ合いになった。警察官約10人が間に入って騒ぎを止め、けが人や逮捕者はなかった。【椋田佳代、星大樹】

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井関 太郎

元気さん、kakasisann、リンさん、Krauseさん、ymurayamさん、ありがとうございました。
by 井関 太郎 (2009-08-09 20:58) 

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