【台風に地震】行政・公共サービスの意義3【小括】 [核と平和と田母神氏]
災害を題材にしてちょっと考えてみた。
災害発生時に起きる様々な被害や障害に行政が適切に対応して人命救助・救援物資の提供・避難所の運営・仮設住宅の提供・防疫・復旧などをしなければその被害は更に拡大するであろう事は小学生にだって分かることだ。
それだけでない。
その被害を未然に防ぐためのサービスはどうだろう?
たとえば気象サービス。
自前で静止気象衛星を打ち上げて運用し、国土の隅々までアメダス・気象レーダ・地震計が配置され統計情報や予報解析の情報が常に配信されて風水害・地震・火山・さらには低温・渇水にわたるまで警戒情報が提供される。
気象観測に関わる草創期のご労苦は、新田次郎の小説「芙蓉の人」などに詳しい。この話は僕が小学生の時、何かの雑誌に劇画で載っていた。
その他にも、これらの情報を素早く提供するための公衆通信網、これを用いた安否情報を提供するサービス、避難や救援のための道路交通網などありとあらゆるサービスが我々の生活の安全を支えていることが、ちょっと考えれば解る。
それでも?
「命をかけるほどの国じゃない」とか「滅んじゃえばいい」とか言えるの?
というところで災害を題材とした考察を終わり、次は戦争について考えてみる。
2009-08-14 10:13
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コメント(5)
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niceありがとうございます
by jun-ar (2009-08-14 13:54)
ブログご来訪&nice! ありがとうございます。
by 下総弾正くま (2009-08-14 20:31)
災害ですか…
気象サービス
いいかもですね!
by shige (2009-08-14 22:07)
井関さん
はじめまして。
ここ数週間に起きたことは、これから将来の日本を考える上で非常に重要だと思っています。
恐らく、今後、災害が増えることはあっても減ることはないでしょうから。
備えあれば憂いなし、とは言いますが、危機を事前に察知し、対策を講じることでどれだけ被害を小さくすることができるのか。
考えさせられます。
by 法典 (2009-08-14 23:55)
jun-arさん、下総弾正くまさん、こちらこそありがとうございました。
shigeさん、気象サービスって普段僕たちは当たり前のように天気予報を見ていますけれど、その背後にある努力は凄まじいものがありますし、船舶・航空機の運航にも死活的な影響がありますよね。
法典さん、はじめまして。
災害の報に接するたびに、僕たちの豊かな生活がいかに薄氷の上にあるものかが実感されますね。対策の重要性はご指摘の通りだと思います。
by 井関 太郎 (2009-08-15 09:57)