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航空自衛隊松島基地祭 [核と平和と田母神氏]

8月の番組は多くが戦争の悲惨さを描く。
ありとあらゆる方法を駆使して悲惨なる部分を強調する。
それも自らの意志というよりも運命に翻弄されるが如き兵士にとっては一層悲惨である。
戦争が悲惨なことはわかる。

それでもこの世から戦争はなくならない。
何故だろう?

1 国際社会には執行力のある共通普遍の法規範がない。
  「剣なき秤は無力、秤なき剣は暴力」(ルドルフ・フォン・イェーリング「権利のための闘争」より)という。
  国際司法裁判所は付託された事件を審判できるが執行力がない。(時に剣なき秤となる)
  安全保障理事会は強制力ある議決をできるが理事国の利害に支配される(時に秤なき剣となる)
2 話し合いで解決できない問題がある。
  領土問題、民族問題、宗教問題はその代表的なもの。
  近代になっては資源問題がクローズアップされている。
3 人の命よりも大切な価値がある。
  神との契約、国家の主権、人民の尊厳、民族自決などはその代表的なもの。
  更に近年は、自由民主主義だとか大量破壊兵器の不拡散などの価値も加わってきている。
  
その結果、領土紛争・民族紛争などの武力紛争から、時には「安保理のお墨付き」の戦争までが起きる。
我が国が平和憲法を掲げているからといってそのような戦争や紛争から無関係でいられる訳ではない。

そうすると、我が国が他国を攻撃することはないとしても、防衛するための力がいる。
我が国の主権・自由・民主主義を侵略者から守らねばならない。

などと思いながら松島の基地祭を見てきた。

仙石線釜石行き快速で矢本駅に立つ。
そして人々が歩く方向に向かう。
10時を過ぎると既に飛行機が次々と上空を飛行している。
この基地祭のために臨時列車運行され、例年8万人が訪れるといわれている。
稲穂の揃った田の向こうには観光バスの列が見える。
matsushima00.jpg
場内は多くの人が入っているが、多くの人達は格納庫など日陰で眺めているので、日なたのエプロンはそれほど混雑していない。
それにしても、日陰という日陰は人がビッシリだった。

エプロンには各種の飛行機が展示されている。
F-2
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F-15
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U-125
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特別塗装は宮城県出身の石ノ森正太郎にちなんでサイボーグ009である。
matsushima04.jpg
F-2による展示飛行
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救難隊による救難展示
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そしてお待ちかねのブルーインパルスである。
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matsushima08.jpg
matsushima09.jpg
これが終わると一気に駅に駆け戻り、混雑する前に帰ってきた。
随分日に焼けてしまった。
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Silvermac

矢本には2年間いました。
by Silvermac (2010-08-23 06:47) 

井関 太郎

Silvermacさん、そうでしたか!
仙台や松島はよいところですね。
by 井関 太郎 (2010-08-29 21:50) 

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