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今の憲法と安全保障 [核と平和と田母神氏]

承前

日本国憲法が、大いなる幻想に依拠しているならば、改正するのが妥当だと思う。

一方、大いなる幻想であることが明らかとなった朝鮮戦争勃発の時点(1950年)での我が国の事情がそれを許したかと言えば「否」だ。
なにしろ、戦後まだ5年で、経済力もなければ社会のインフラも破壊しつくされていたのだから、

だから、
経済再建を優先した、「吉田ドクトリン」が、当時は妥当だったとおもう。

その代償として、日本国憲法は、大いなる幻想に依拠したままでここまで来てしまったのだと考える。

そのなかで、歴代の政治家たちは、幻想に依拠する憲法と、国際社会の現実の狭間で、我が国の安全を全うするために苦悶して来られた。

今では、安保体制や自衛隊を支持する世論が圧倒的だが、砂川判決の前までは、わが国が自衛権を有しているかどうかさえ大論争だった。

60年安保改訂は、この度以上の反対運動を引き起こし、安倍総理のお祖父さまに当たる岸総理はその成立に政治生命を犠牲にした。

安陪総理もそのくらいの覚悟をお持ちなのだと思う。

私は、この度の法案や昨年の閣議決定を一言一句まで読んだが、大変よく練られていると思う。
今は、野党の針小棒大宣伝と歪曲報道にさらされて国民世論は反対が優勢だが、後世の評価に十分耐えられるものだと思う。
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