今年も仙台に桜は咲く [仙台だより]
昨年は…いつ桜が咲いたか判らなかった。
職場の事業所にも桜は植えてあった。
しかし…その蕾の…花の…去就に目を向ける余裕はなかった。
唯一花に目が行った瞬間は…外回りをしているときだった。
昨年僕が撮った桜の写真はこれだけだ。
釜石市鵜住居地区…
瓦礫の山を見下ろすように咲いていた。
人間社会を襲った天然の猛威がもたらした悲劇には関わりなく…ただ…静かに咲いていた。
その…すぐ後に猛烈な雷雨がやって来た。
猛烈な雷雨の中でも…ただ…静かに咲いていた。
さて…震災百日に一度このブログに書いた。
復興への遠い道のりを歩く気持ちを。
その後…
2次補正だ…3次補正だ…と長い論議の末施策は打たれた。
仙台の街は…いま復興特需に沸いていると聞く。
我が事業所も…本社の尽力によりほぼ復旧を終えつつある。
しかし…復旧できたのは…被災企業のほんの一握りに過ぎない。
被災した企業が復旧のための補助金を受けられるのは施工が終わった後だ。
自力があるか…融資を受けられないとそれができない。
できない企業は廃業するしかない。
だから…瓦礫を撤去した後の更地は…いつまでも更地のままだ…
そのような…人の都合の良し悪しにかかわらず…桜の季節が来た。
首都圏からうすら1ヶ月遅れだ。
一昨年のように新寺通りを歩いてみた。
まずは善導寺さん
鐘楼を背景とした枝垂れは今年も静かに咲いている。
林香院さんの門前には十二支のお地蔵様が並んでいる。
洞林寺さんのお地蔵様
林松院さんの枝垂れ
道仁寺さんの枝垂れ
桜は人の営を見つめているのだろうか…
見えていても…いなくても…
桜は人の喜怒哀楽を斟酌しない。
津波に洗われても…重い雪を頂いても
じっと蕾を花を用意する。
時の満ちるを待ち
少しずつ開き始めると…必ず雨が降る…時には雪も降る。
じっと耐えてやがて全力で咲き誇る。
そして…何の未練もなく散っていく…
職場の事業所にも桜は植えてあった。
しかし…その蕾の…花の…去就に目を向ける余裕はなかった。
唯一花に目が行った瞬間は…外回りをしているときだった。
昨年僕が撮った桜の写真はこれだけだ。
釜石市鵜住居地区…
瓦礫の山を見下ろすように咲いていた。
人間社会を襲った天然の猛威がもたらした悲劇には関わりなく…ただ…静かに咲いていた。
その…すぐ後に猛烈な雷雨がやって来た。
猛烈な雷雨の中でも…ただ…静かに咲いていた。
さて…震災百日に一度このブログに書いた。
復興への遠い道のりを歩く気持ちを。
その後…
2次補正だ…3次補正だ…と長い論議の末施策は打たれた。
仙台の街は…いま復興特需に沸いていると聞く。
我が事業所も…本社の尽力によりほぼ復旧を終えつつある。
しかし…復旧できたのは…被災企業のほんの一握りに過ぎない。
被災した企業が復旧のための補助金を受けられるのは施工が終わった後だ。
自力があるか…融資を受けられないとそれができない。
できない企業は廃業するしかない。
だから…瓦礫を撤去した後の更地は…いつまでも更地のままだ…
そのような…人の都合の良し悪しにかかわらず…桜の季節が来た。
首都圏からうすら1ヶ月遅れだ。
一昨年のように新寺通りを歩いてみた。
まずは善導寺さん
鐘楼を背景とした枝垂れは今年も静かに咲いている。
林香院さんの門前には十二支のお地蔵様が並んでいる。
洞林寺さんのお地蔵様
林松院さんの枝垂れ
道仁寺さんの枝垂れ
桜は人の営を見つめているのだろうか…
見えていても…いなくても…
桜は人の喜怒哀楽を斟酌しない。
津波に洗われても…重い雪を頂いても
じっと蕾を花を用意する。
時の満ちるを待ち
少しずつ開き始めると…必ず雨が降る…時には雪も降る。
じっと耐えてやがて全力で咲き誇る。
そして…何の未練もなく散っていく…
2012-04-29 10:26
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コメント(2)
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政争に明け暮れている政治屋たちには呆れ返っています。
by Silvermac (2012-04-29 19:41)
去年桜が咲いたのを見ていない・覚えていない被災者が多いです。地域にも寄りますが。。。
それが被災の深刻さのバロメーターのようにも思っています。
by 404 (2012-09-06 03:18)